メディカルイメージラボ

公開日:2025/09/15
メディカルイメージラボ
会社名特定非営利活動法人メディカルイメージラボ
住所〒001-0015北海道札幌市北区北15条西2丁目1番8号
電話番号011-738-9688

遠隔画像診断は、医療現場において欠かせない診療プロセスです。しかし、現在の日本では、放射線診断の専門医は不足しているのが現状です。メディカルイメージラボでは、そんな遠隔画像診断の課題を解消するために、画像診断に関するさまざまな取り組みを行っています。画像診断に関する悩みを抱えている医院は、ぜひご一読ください。

設立以来125万件の画像診断をしてきた実績がある

日本は高度な医療画像機器の導入が進んでおり、2019年時点でCTの保有台数は人口100万人あたり約100台、MRIは約47台と、いずれも世界第1位を誇っています。しかしその一方で、これらの画像を専門的に診断する放射線診断専門医の数は約5,500名にとどまり、人口約2万3,000人にひとりしか存在しない状況です。つまり、高度な画像機器があっても、それを最大限に活用する専門人材が圧倒的に不足しているという課題があります。

このような背景から、多くの患者が質の高い画像診断を受けられる体制を目指し、2002年に北海道大学放射線科を中心にメディカルイメージラボが設立されました。これは現在のNPO法人の前身であり、遠隔画像診断支援の先駆けとして活動を開始しました。

全国支援体制と活動実績

メディカルイメージラボは設立から20年あまりの間に、延べ125万件にのぼる画像診断を実施し、地域や診療科を問わず、全国の医療現場を支援してきたのです。現在、同法人は全国42の医療機関と連携し、58名の画像診断専門医を擁しながら月間約8,500件の画像診断支援を行っています。

高精度な診断体制と今後の展望

メディカルイメージラボは、提携する画像診断センターも1か所設置されており、迅速かつ精度の高い診断サービスを提供しています。今後も、専門医の少ない地域や診療の合間にじっくりと診断する時間の取れない現場を支援し、すべての患者が安心して医療を受けられる体制を構築・発展させていくことを目指しているのです。

画像診断技術における医学研究・教育支援事業も展開

メディカルイメージラボでは、画像診断技術の研究・教育事業も展開しています。近年、CTやMRIといった高度な医療画像機器の進化により、画像診断は診療方針を決定する上で非常に重要な役割を担うようになりました。このような画像診断を担っているのが、専門的な知識と技術をもつ放射線画像診断専門医です。彼らは疾患の早期発見や正確な診断に貢献し、医療現場の質の向上につながっています。

がん治療における放射線治療専門医の役割

がん治療の分野でも技術革新が進み、とくにコンピュータ技術とロボット技術の発達により、放射線治療がより高度で精密なものとなっています。この高度な治療において中心的な役割を果たしているのが、放射線治療専門医です。彼らはがんの種類や進行度に応じて最適な治療計画を立案・実施し、患者のQOL(生活の質)向上にも貢献しています。

教育・学術活動を通じた専門医支援

メディカルイメージラボは、これらの医療現場を支える放射線専門医をさまざまな形で支援しています。とくに教育・学術活動の分野では、専門医の育成と知識の共有を目的として、研究会や講演会を主催・共催・協賛しています。2019年度には11件の学術イベントを開催しました。これらの活動を通じて、最新の知見や臨床技術の普及に努めています。

学術雑誌・北海道放射線医学雑誌を発行

メディカルイメージラボでは、学術雑誌北海道放射線医学雑誌(Hokkaido Journal of Radiology)を発行しています。これは、放射線診断や放射線治療に携わる専門職の知識向上と情報共有を目的としたものです。

最新知見と実践的情報の提供

北海道放射線医学雑誌では、会員に向けて、画像診断や放射線治療に関する最新の知見、技術、エビデンスなどを提供しています。とくに、日々進化する放射線医学分野における実践的かつ有益な情報を提供し、会員の学術的・臨床的な成長を支援することを重要な使命としています。

多様な論文形式の掲載内容

北海道放射線医学雑誌には、会員から寄稿されるさまざまな形式の論文が掲載されています。具体的には、独自の研究成果をまとめた原著論文、臨床現場での貴重な症例にもとづいた症例報告、そして特定のテーマにもとづいて既存の文献を整理・分析する総説などがあります。また、学会や研究会の報告も掲載対象となっています。

北海道地域を中心とした放射線医療の現場から得られた情報の蓄積と発信を担っており、地域に根ざした学術交流のプラットフォームとしての役割も果たしています。

査読制度と投稿の流れ

発行頻度は年1〜2回を予定しており、投稿を希望する方は、あらかじめ定められた投稿規定を参照のうえ原稿を提出する必要があります。投稿された論文は、専門性と公平性を確保するために複数名の査読者による査読を経て、掲載の可否が決定されます。

採択論文の早期公開で迅速な情報提供

採択された論文は、原則として受理された順に誌面に掲載される仕組みです。さらに、学術情報の迅速な共有を目的として、正式発刊を待たずにサイト上で早期公開される仕組みが導入されています。これにより、読者は常に最新の研究成果に触れることができ、日常の診療や研究活動に役立てることが可能となっています。

まとめ

メディカルイメージラボは、放射線診断専門医の不足という日本の医療現場の課題に向き合い、2002年の設立以来、延べ125万件以上の画像診断を提供してきた実績を誇ります。全国42の医療機関と連携し、月間8,500件の遠隔画像診断支援を行うなど、高度な医療画像技術を地域や規模に関わらず、広く届ける取り組みを続けています。さらに、放射線専門医の教育や研究支援にも力を入れ、学会・研究会の開催や学術雑誌の北海道放射線医学雑誌の発行を通じて、知見の共有と人材育成を推進しています。技術と知識の両面から医療現場を支え、患者が安心して診療を受けられる環境づくりに貢献している法人です。

おすすめの遠隔画像診断サービス比較表

イメージ
引用元:https://www.esfill.co.jp/

引用元:https://dr-net.co.jp/

引用元:https://medical.secom.co.jp/it/hospinet/

引用元:https://ykr-medical.jp/

引用元:https://mnes.life/
会社名株式会社エスフィル株式会社ドクターネットセコム医療システム株式会社YKR medical labo株式会社株式会社エムネス
サービス名エスフィル遠隔画像診断サービスTele-RADホスピネットRadi-Dock
無料トライアル×××
読影メニュー【対応モダリティ】
全モダリティ対応

【読影領域】
あらゆる部位に対応

【検診・診療】
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【対応モダリティ】
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【その他】
Ai(死亡時画像診断)
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返却時間依頼から24時間以内18時までの依頼で翌12時までに送信翌営業時間中翌3営業日以内3~5日
緊急返却1時間1時間以内、2時間以内、翌朝9時の3種類のオプションあり1時間対応可能1時間
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