会社名 | 株式会社MITT(エムアイティティ) |
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住所 | 〒064-0952 北海道札幌市中央区宮の森2条11丁目8−10 |
TEL | 011-676-4771 |
CTやMRIの撮影を行った後はその画像を確認して診断を行います。放射線科の専門医がいる医療機関の場合はスムーズに画像の確認ができますが、専門医が不在、つねにいるわけではないといった場合は外部の専門医に診断してもらうことになります。遠隔画像診断サービスを行っている株式会社MITTについてご紹介します。
迅速かつ正確な診断支援を提供
株式会社MITTは北海道にあります。北海道は広大な面積を持ち、地方では放射線科医が少ない地域もあります。そのため遠隔画像診断サービスを活用することで地域差を減らすことができるでしょう。
医療格差を減らせる
北海道は全国と同様、都市部に放射線科医が集中しています。遠隔読影サービスを利用することにより、地域によって医療格差が拡大するのを防ぐ効果が期待できるでしょう。
画像診断の現状
CTやMRIは放射線科、放射線診断科などが診断を行います。需要は高まっているものの専門医が少なく、都市部に集中しているという現状があるため、地域医療の読影サービスに関しては供給不足といえます。
現実味のあるサービスの提供
遠隔読影を利用するには導入コスト、ランニングコストがかかるため導入したくても難しいという医療機関も多いのではないでしょうか。MITTでは廉価なPCサーバーの使用でコストダウンを実現しました。自社開発ソフトを用いるなどの技術開発を進め、自社遠隔読影サーバーを開発するなどし、低い初期費用で遠隔読影システムの導入が可能となりました。
作業効率アップへの取り組み
スピーディーかつ質の高い読影作業を実現するため、MITTでは画像閲覧の高速化、レポート作成の高速化などの業務改善に積極的に取り組みました。低速回線でも高速画像閲覧可能なシステムを開発し、リアルタイム性、動的な画像を閲覧できる技術を開発し、読影作業の高速化を実現させています。AJAXというこの技術は世界的な放射線学会で賞を受賞しています。
レポート作成はキーボード入力が一般的ですが、入力速度には限界があり、個人差もあります。校正作業に時間がかかる場合もあります。MITTではレポート作成を高速化するため、医療クラーク、音声認識ソフトウェア、トランスクライバーなどを導入することでスピーディーにレポート作成が可能です。
レポートの報告書例がウェブサイトに記載されているため、どのようなレポートが提出されるのか気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
専門医とのリアルタイムな連携を実現するプラットフォーム
MITTのサービスはどのような強みがあるのか解説します。
遠隔読影以外の場合
専門医が常駐している場合、スムーズに撮影、画像診断が対応できますが現状は放射線専門医の数が少ないため、常駐している医療機関は限りがあるのが現状です。大学や大きな病院との連携がある場合は出張医が読影を行えますが、関係性がない、薄い場合は出張読影をなかなか利用できない場合があります。北海道のように出張元、出張先が距離的に離れている場合は出張が難しいケースもあるでしょう。
MITTの遠隔読影サービスは北海道全域に対応しています。2014年4月からはクラウド型遠隔読影にも対応しており、こちらは全国に対応しているサービスとなっています。
遠隔読影のメリット
通信インフラを使用することで安全性、プライバシーを保ちながら遠隔で読影が可能です。医療機関の距離、地理関係なく利用できます。メリットが多い反面、初期コストやランニングコストが高めというデメリットがありますが、MITTは低コスト化に尽力したサービスなので利用しやすいといえるでしょう。
導入の流れとサポート体制
MITTの読影システムの導入とサポート体制について解説します。導入を検討している方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
クラウド型とサーバー設置型を用意
クラウド型サービスは初期費用0円で利用可能な点が大きなメリットです。クラウド型サービスStartUpZEROは設定や使用方法の説明なども遠隔で行います。現地に赴いての作業は不要でメールや電話、リモート操作で設定まで完了できるので全国で活用しやすいでしょう。サーバー設置型はサーバー作成、専用秘匿回線の作成が必要ですが安全性や秘匿性が高いサービスとなっています。医療機関のスタイルに合わせてどちらを導入するか選びましょう。
しっかりしたサポートで導入に対応
サーバー設置型の場合、ていねいなサービス説明と現地調査を行います。回線、サーバーの設置を行いサーバー設置後に使用方法の説明を行います。クラウド型の場合は遠隔で行っています。サービス内容や詳細が気になる方は「よくある質問」に詳細が記載されているため内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
北海道は面積が広く、その分医療機関も離れています。都市部に放射線専門医が集中しがちなため、地域ごとに医療格差ができてしまうのが現状です。遠隔読影を行うことで離れたところにいる専門医の読影レポートを活用できます。MITTの遠隔読影サービスは、サーバー設置型は北海道、クラウド型は全国に対応しています。どちらも初期費用、ランニングコストを抑えたサービスとなっているため遠隔読影を利用していない医療機関でも導入しやすいサービスといえるでしょう。